9月19日、佐賀県有田町で、伝統的建造物の地図をつくるワークショップ、マッピングパーティを開催しました。

IMGP0804マッピングパーティの開催は、今年3月の肥前名護屋城に続き2回目。今回は、有田町の主催、Code for Sagaの協力で開き、県内外から約20人が参加しました。また、地元有田町出身でオープン・ストリート・マップ・ファウンデーション・ジャパンの久保田さん、アーバンデータチャレンジ2016事務局の東さんにも、特別ゲストとしてご参加いただきました。

このイベントを開くことになったのは、今年のインターナショナルオープンデータデイ「有田焼アイディアソン」で出されたアイディアを実現しよう、というのがきっかけで、さらには、有田町が進める移住定住情報サイト上で、有田町を紹介するコンテンツをみんなで作ろう!といういくつかのコンセプトをもって企画しました。

当日は、まず、ゲストの久保田さん、東さんから、マッピングパーティ、オープン・ストリート・マップについてのお話を聞いた後、有田町文化財課の尾崎課長から、有田町内山地区の伝統的建造物についてご紹介いただきました。

インプットセミナーの後は、3つのグループに別れて、街歩きをスタート。グループによっては、伝統的建造物に指定されている陶器店にお邪魔し、建物の奥にある中庭を見せていただいたり、酒蔵が汲みに来る水を教えていただいたりと、建物以外の発見も多かったようです。やはり、取材をしながら地元の方と、色々な会話がはずむのもマッピングパーティの楽しいところです。

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1時間半の散策の後は、拠点となった有田町役場のサテライトオフィス「春陽堂」(ここも伝統的建造物)に戻って、OSMへのマッピング作業です。今回は、地図編集アプリケーションとしてJOSMとiDのご説明をいただき、伝統的建造物のタグ「historic:yes」を追記しながら、各自取材したデータをOSMに書き込みました。

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有田町内山地区のOSMは、(久保田さんのおかげで)もともと充実しているのですが、今回、そこに参加者の取材データが追記されたことで、さらに充実したものになりました。作成した地図は、近日公開される有田町移住定住サイトでも紹介される予定です。

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