1月23日、24日の2日間、記録的な大雪の中、有田町役場のサテライトオフィス「まちのオフィス春陽堂」で有田のまちあるきアプリ制作ワークショップ(プチハッカソン)を開催、地元有田町の方とCode for sagaのメンバー15人が参加しました。
有田町では、2015年のインターナショナルオープンデータデイでのアイディアソン以降、伝統的建造物マッピングパーティ、まちあるき+写真撮影ワークショップなど、市民参加によるコンテンツやデータを作り出し蓄積する取り組みを行ってきました。今回のハッカソンでは、それらの取り組みで生成されたデータや、生み出されたアイディアをもとに、サービスをつくりあげようと言う主旨で開催し、2日間でHamaritaというウェブサービスを完成させました。
ワークショップでは、まず参加者全員で、どんなサービスを作り、どう発展させていくのかについて話し合いました。その成果を形にすべく、OpenStreetMapベースでオリジナルの地図が作れるuMap、Wordpressベースのウェブサイト(ウェブアプリ)の2つを使いサービス構築することを決定。観光ガイドには載っていない有田の魅力や、有田あるあるネタを、位置情報付きで集めることにしました。集めるコンテンツの数は、有田焼創業400年(2016年は記念の年)にちなみ400本を目標設定。「Hamarita(はまーぁりた)〜有田にハマる400のTips」という名称でのサービス展開が決まりました。
ここからは、コンテンツ収集班、サイト構築班、uMapHACK班の3班に分かれ、ひたすら作業。途中思いがけず本格的な飲み会をはさみながらも(笑)、何とか2日間でサービスを仕上げることができました。
このサービスにかける思い、名前の由来は、サイト内にも書きましたが、以下のような主旨です。
Hamarita(はま〜りた)とは
有田焼を焼く時に、窯の中で焼物の下に敷く皿のことを「ハマ」と呼びます。
ハマは決して主役ではありませんが、どんな焼物を焼くのにも必要な道具。400年の歴史を誇る有田焼を影で支えてきた存在なのです。
このハマは、役目を終えると廃棄されるので、川底に沈んでいたり、レンガや古くなった窯道具を練って作られたトンバイ塀の中など、町のいたるところで目にすることができます。小学生が、川岸にあるハマで水切りをして遊ぶのが、町ではごく日常の光景だとか。
有田の町には、輝かしい有田焼の裏側に、人知れず語りつがれてきた物語や風景があります。有田焼創業400年を迎える2016年、HAMARITAでは、有田のことがもっと好きになる、有田にハマるトピック400本を発信していきます。
なお、この作品は、今後地元の方々を中心に、ワークショップを重ね成長させていきます。
また、今年、地域拠点に指定されているアーバンデータチャレンジの、アプリケーション部門にも出品しました。
Hamarita(はまーぁりた)〜有田にハマる400のTips
http://www.hamarita.com/