11月20日(土)13:30から、MAIC佐賀にて「アーバンデータチャレンジ2021 in 佐賀 アイディアソン」を開催しました(主催/特定非営利活動法人公共デザインイニシアティブ・Code for Saga、共催/アーバンデータチャレンジ2021実行委員会)。活動テーマは「データやテクノロジーを活用した水害・浸水被害対策」、佐賀県内外から17人が参加し、水害対策のアイディア出しを行いました。

アイディアソンに先立ち、インプットセミナーとして、国土交通省都市局都市政策課の内山裕弥さんから、3D都市モデル「PLATEAU」についてご説明をいただきました。PLATEAUを初めて知った!という参加者も多く、防災減災にどう使えるのかアイディアを膨らませました。ただ残念なことに、佐賀県内自治体はまだ参加がなく、3D都市モデルをPLATEAU上で閲覧することができません。内山さんは、「こういった市民発の活動がきっかけで、PLATEAUに参加してくれる自治体が増えてほしい」とお話をされました。

インプットセミナーの2本目は、CODE for IKOMAの佐藤さんにお願いしました。佐藤さんは気象データを扱う仕事をされていたり、防災士の資格をお持ちだったり、そして何よりBrigade仲間ということで、様々な切り口から防災減災×シビックテックについてお話いただきました。

インプットのあとは、いよいよ久しぶりの“リアル”アイディアソンです。今回は、あえてオーソドックスなスタイルのアイディアソンに取り組みました。
マンダラートで個人ワーク、ペアブレスト、アイディアスケッチと進み、参加者の相互評価で3つのアイディアに絞り込み、チームビルドしました。

チーム、アイディアは以下の3つです。

pisyatter(ピシャッター)・・・子ども目線で、佐賀の街なかの水路(クリーク)にあるカッパ像などを写真をとって投稿する。カッパ像を浸水標尺代わりと見立て、その様子で水位などを判断する。防災教育といざというときの現状把握に使えるサービス。

水歴史マップ・・・過去の水害の歴史や、自然災害伝承碑などをまとめた地図。また、水に関わる地名などに注目し、それらを一つの地図にまとめていく。佐賀県立図書館の古地図(オープンデータ)も使えるかも。

鯥五郎(ムツゴロウ)・・・有明海に生息する魚、ムツゴロウを育てるゲーム。防災減災に関する知識を習得するごとにポイントが加算され、そのポイントに沿ってムツゴロウが成長していく。

まだまだ、アイディアは荒削りですが、Slack上でハッカソン、作品応募に向けブラッシュアップすることにしています。

今回は、久しぶりのリアルアイディアソンということもあり、また、初参加という方もいらっしゃったりで賑やかなアイディアソンになりました。
久しぶりの懇親会も大いにもりあがりました笑

インプットトークをしていただいた、内山さん、佐藤さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

次回は、12月11日(土)、12日(日)にハッカソン開催予定です。