12月10日、11日の2日間、佐賀大学で、第3回目となる「データの見える化による課題解決ワークショップ」を開催、約20名が参加しました。3回目は、佐賀大学で開催されるイベント「dフェス」の中で、Code for Sagaのパートとして実施。

ワークショップに先立ち、チームラボの床並さんをはじめ、内閣官房 森さん、E2D3の 澤さん、ESRIジャパン 筒井さんにインプットセミナーとして、地域経済分析システム「RESAS」や、データビジュアライゼーションツールE2D3、ArcGISについて話題提供いただきました。

いよいよハッカソン。

まず、2回目のワークショップで選び抜かれた4つのアイデアの紹介があり、チームビルディングを行いました。各チーム、4~5人でアイデアのブラッシュアップ、続いてデータ収集、サービスの開発へと進みました。1日目の最後はサービスの方向性、開発状況などを中間報告しました。

夜の部は、dフェス全体での大懇親会!
みんなで食材、飲み物を持ち寄り、親睦を深めました。ジンギスカンや鍋、ディップバケットにデザートまで様々な食材が集まりました。なかには開発に備え、ノンアルコールで我慢されているグループも。

2日目は、開発の追い込み、プレゼンテーションの準備です。実質、1日弱というタイトなスケジュールということもあり、各チームもくもくと作業を進めました。PCに向かうのではなく、鍋とフードプロフェッサーを使い始めるという、ハッカソンではなかなか見かけない光景も。

各チーム、成果発表です。
1.ドレッシング班「データの食える化」
都道府県別の消費傾向が反映された味がするドレッシングを作る。
⇒ 地域によって意外と違いがある。佐賀は酢の効いた玉ねぎ味。東京はバランスのいい味に仕上がっている。

2.佐賀で一本〆「終電まで飲むならココ!」
帰宅地域を選択するだけで、終電までの時間をカウントダウン。どんな佐賀を楽しむか?カテゴリーを選択することで、おすすめの店舗が表示される。Mapには駅までの徒歩時間がグラデーションで表示され、非常に便利なサービス。
http://153.127.203.233/

3.佐賀んかむかむ「栄養素の見える化」
食べたものを色で分析。不足する栄養素(色)が表示され、それを補う食材を使ったメニューの立案まで可能なサービス。佐賀ならではの郷土料理も含まれる。
http://133.242.231.202/

4.タイムフライヤーズ「Saga Event Time Machine」
佐賀で開催される1ヶ月毎のイベント情報がMapに表示されるサービス。カラーバーに天候情報が表示されており、イベントに適した時期が一目でわかる。
http://bl.ocks.org/sugi2000/56fd8d1b271d2509813d5402f260169d

4チーム中、3チームは飲食に関わるネタと農業が盛んな佐賀ならではのハッカソンとなりました。
アーバンデータチャレンジ2016に作品を提出する予定のチームはここからが勝負です。さらにブラッシュアップし、来月の作品提出に向け頑張りましょう。

共催 佐賀大学デザイン思考研究所、佐賀大学コンテンツ共創ラボ、内閣府
協力 ESRIジャパン株式会社、さくらインターネット株式会社、株式会社IDOM、アソビュー株式会社

ワークショップの開催にあたり多大なご協力をいただきました。
ありがとうございました。