2018年11月23日(金祝)に基山町立図書館にて、きやまRESASデジタルアカデミー第2回ワークショップが開催されました。今回のワークショップでは、新しく3名の方が加わりました。
世話係は、前回と同じく佐賀電算センターから委託されたCode for Sagaメンバー(牛島さん、堀さん、寺田さん、遠田さん、藤瀬さん、吉賀)でした。

午前中は、まず、牛島さんと吉賀より、前回の振り返り(RESASの概要・操作説明)を行ったあと、ワークショップで集めた基山町の課題と未来像キーワードを見直しながら意見を交換しました。

次に、個人でキーワードを3つ程度選び、それらから基山町の課題解決に向けた、より具体的な企画案を考えていただきました。
最後に、企画案を参加者全員に見てもらい、投票しました。そこで上位3つの企画案が決まり、各人が気に入った案を選んでグループ分けおよびチーム命名を行いました。

投票の上位に入った3案は、全て基山町の若い人たちからのものでした。若い人たちが、日頃自分たちの思いをまとめて発表する場はなかなかないと思いますので、とても素晴らしいと思います! 年長者や役場ではまず思いつかないアイデア、若い人たちが関心を寄せるメディア(TikTok、Instagram、Twitter)など、色々教えていただくことができました。総じて、基山町の地の利と産業、歴史・文化資源を生かして、若い人、家族に魅力的に映るような街にしたいという思いと工夫が溢れていました。

一方、最高齢の方からも、基山の耕作放棄地を活用した高齢者救済の可能性と、ピンシャンコロリ(体はピンピン、頭はシャンとして、コロリと逝くような理想の余生)を実現するための熱いアイデアが出されていました。これも、素晴らしいものでした。

午後からは、ワークショップの最終目的である、市民による基山町の町おこし企画を、午前に選んだ企画案をもとにブラッシュアップしていきました。

ブラッシュアップでは、アウトライン(基山町の課題と実行した場合街がどう変わるか(可能性))を決め、企画の詳細を詰めました。その際、アウトラインの裏付けのために、RESASの図表を使いました。

最終的に、パワーポイントで未来の思いの詰まった企画書を作成し、ある程度まとまったところで代表者が発表しました。

パワーポイントやデータ収集など、短時間でも大方まとまっており、とても面白いものでした。そして、いつの間にか松田一也基山町長がワークショップに飛び入り参加!!!びっくりしました!

12月には、代表者が町長の前で正式に発表する予定だったのですが、いきなり本番に限りなく近い予行練習となりました。これも中々経験できないことだったと思います。皆さまお疲れ様でした。また、町長自ら各発表に対して質問やアドバイスをしていただき、大変ありがとうございました。

図書館職員の方々には、書籍の紹介やワークショップ準備に全面的にご協力いただきました。この場を借りて感謝いたします。

これで、基山町立図書館でのワークショップはお終いですが、12月22日(土)14-15時に、基山町長の前で、「きやまRESASデジタルアカデミー事業提案発表会」(基山町市民が作った企画をプレゼン)を開催します。ご関心のある方は、基山町立図書館多目的室(入り口からすぐ左の部屋)にお越しください。よろしくお願いします。

また、今回のワークショップでは、牛島さんからアイデアの作り方と関連書籍をご紹介いただきました。どちらもページ数が少なく、変に小難しいところがない読みやすい本です。

さらに、前回のワークショップで出たキーワードから、新たに3冊の本をピックアップしていただきました。基山町立図書館で、お楽しみください。