3月14日(日)、佐賀市歴史民俗館 旧古賀家で、オープンデータデイ2021 in さがを開催しました。今回は、オンライン・オフラインのハイブリッド開催とし、オンラインでもCODE for GIFUの石井さん他、コアメンバーの堀さん、鈴木さん、吉賀さん、初めて参加いただいた於保さんなど多彩なメンバーに集まっていただきました。
また、なんと言っても今回は、佐賀商業高校情報処理部の皆さんが30人以上ご参加いただいたのが、Code for Saga始まって以来の出来事でした(本当に嬉しかった!)。
イベントでは、まずはじめに、代表の牛島から、オープンデータデイのこと、Code for Sagaのこと、オープンデータとは何かを説明。その後、参加していただいた、岐阜の石井哲治さん、Code for Sagaの堀さん、藤瀬さん、初めてご参加いただいた於保さんからライトニングトークをいただきました。
石井さんのLTタイトルは「オープンデータはみんなで育てる」。そうそう!と何度もうなずきながら話を聞きました。ついついデータを出す側(自治体など)に、こうしてほしいああしてほしいと言いがちなのですが、そうではなく、そこにあるものをみんなで育てる、これってすごい提言なのだと思いました。
その後は、オープンデータってどう使えるかを考えるグループワークに突入。1グループに高校生5人くらい+Code for Sagaメンバー1〜2名という構成で、「佐賀県の高校生の困りごとを、オープンデータを使って解決しよう」というお題でディスカッションを行いました。
高校生の困りごとは、さすがリアリティがありました(笑)
「通学時の荷物が重たすぎる、もっと最適化する方法はないの?」「駐輪場の空き状況がわかると便利なのに」「課題が教科ごとに出されて優先順位がわかりづらい」「校則が厳しすぎ!」「今、一番最適な通学路が知りたい。小学生が多いと通りづらかったりする」などから「佐賀って虫が多いよね、嫌だ!」「お父さんの位置情報が知りたい」というリアルな課題までw
(娘を持つ父としては耳の痛い話でw)
また、急きょGoogleJamboardを使ってグループワークに参加していただいたオンラインチームからは、(高校生の気持ちになりきって)「親から勉強しろって言われる問題」を、「たまたま見てるときにゲームしてるけど、本当は違う時間で勉強しているよ」みたいなことをデータとして親と共有することで、双方がハッピーになれるよね、というアイディアを出していただきました。
今回のイベントは、佐賀のオープンデータデイとしては初めて、高校生がたくさん参加してくれた取り組みになりました。そして、たくさんのことを高校生から教わった気がしています。
まず、よくいう「地域課題」。つい社会課題と大きく捉えがちですが、その地域で暮らす一人一人が日常で感じている課題が地域課題なんですよね。オープンデータデイで高校生と一緒に考えたことで、そんな身近な課題について考え、解決のための仕組みを考えてみたくなりました。ぜひ、今日のアイディアは、Code for Sagaとしても形にしてみたいです。
ということで、高校生に宿題をたくさんいただいて、心地よくCode for Sagaとしても次のフェーズに移行できそうです。
そんなオープンデータデイになりました。