2月22日(土)佐賀城本丸歴史館で、インターナショナル・オープンデータ・デイinさがを開催しました。イベントには、大学、自治体、新聞社、民間企業の方々を含め、約40人の市民が参加し、オープンデータとはなにかを学び、街の課題解決のためのオープンデータ活用について話し合いました。

はじめに、ライトニングトークとして、5人の参加者がオープンデータ活用への期待を語り、その後、OKFJ代表理事の庄司昌彦さんに、オンラインレクチャーをしていただきました。レクチャーでは、オープンデータとは?という基本的なところから、「税金はどこへ行った」など、その活用による社会の課題解決の事例までご紹介いただきました。

つづいて、佐賀市、佐賀県の取り組みについて担当課から説明。先進的な取り組みを行う自治体を視察したり、職場での勉強会を開いたりしていることが報告されました。

後半は、参加者を5グループに分けてのミニアイディアソンを実施。
解決したい街の課題を出しあい、その中から一つの課題にしぼり、解決のためにICTとオープンデータをどう活用するかを話し合い、サービス名まで提案しました。アイディアは、

  • 観光客の悩みを解決するアプリ「ココイケ」
  • 車でここに行きたいという思いをサポートする「いきたcar」
  • スマホを忘れて出かけた時に誰かのスマホを一時的に借りれるようにするサービス「カリスマ」
  • 遠方から来たお客さんを名所等に案内する際に使える「EとこSAGAせプロジェクト」
  • 佐賀にあるクリーク(水路)での子どもの水難事故を、釣り人の協力で防ぐ「釣りバカ日誌」

など、実現できそうなものからそうでないものまで(笑)、多彩なアイディアが出されました。

また、Skypeで参加していただいた、大分のハイパーネットワーク社会研究所からも、街で開催されるイベントの情報を効率的に知ることができるサービスのアイディアが発表されました。

今回の開催は、まずは、オープンデータを知り、私たち市民一人ひとりが活用策を考えることを目標にしました。所属や立場の違う人たちが、同じ時間空間、課題を共有し共同作業を行うことで、新たな気付きが生まれたり、その先にあるリアルな活動がイメージできたり。終了後には参加者からもそういった声が多く寄せられました。

インターナショナル・オープンデータ・デイは、佐賀での取り組みの第一歩、スタートラインです。これから、実際に提供できるサービスを作ったり、活用のためのイベントを開いたり、仲間を募りながら活動の幅を広げていきたいと考えています。

ご参加いただいた皆様、サポートいただいた皆様、また素敵な会場を使わせていただいた佐賀城本丸歴史館様、本当にありがとうございました。

スタートラインに立ったということで、「Code for saga 準備室」の「準備室」を外します。次回の活動にもぜひご期待ください。

iodd