12月16日、17日の2日間、佐賀大学で、第3回目となる「データやテクノロジーで佐賀の交通事故を減らそう!」ワークショップを開催、約20名が参加しました。1回目のキックオフイベント、2回目のアイディアソンに続き開催した3回目のハッカソンは、佐賀大学で開催されるイベント「D.フェス」の中で、Code for Sagaのパートとして実施しました。

D.フェス全体のオープニングでは、各参加団体から活動の紹介、報告があり、Code for Sagaは牛島代表よりオープンデータの意義や、過去2回のアイデアソンの取り組みについて紹介しました。

そしていよいよ、ハッカソン開催!
はじめに、ゲストの東修作さんに、県警提供の事故データの分析に基づく考察をいただきました。
そして、2回目のアイデアソンで選び抜かれた3つのアイデアの紹介があり、チームビルディングを行いました。各チーム、5~7人でアイデアのブラッシュアップ、続いてデータ収集、サービスの開発へと進みました。1日目の最後はサービスの方向性、開発状況などを中間報告しました。

夜の部は、D.フェス全体で恒例の持ち寄り懇親会!
みんなで食材、飲み物を持ち寄り、親睦を深めました。

最後にクリエイティブラーニングセンターのスタジオツアー!中村先生に新しく設置されたスタジオを紹介いただきました。

2日目は、雪の散らつく中、会場入りし、開発の追い込み、プレゼンテーションの準備です。実質、1日弱というタイトなスケジュールということもあり、各チームもくもくと作業を進めました。PCに向かうだけでなく、事故現場をストリートビューで確認し、再び議論したり、寸劇の練習が始まるなど、ハッカソンではなかなか見かけない光景も。

各チーム、成果発表です。

1. めくるんの交通安全 日めくるん(チームめくるん)
→交通安全日めくりカレンダー
○曜日はこういう事故が多い!など毎日、教えてくれるウェブアプリです。
また、交通標語を投稿する仕組みも備えており、標語データはオープンデータとして公開予定
プロトタイプ:https://prottapp.com/p/cec05b

2. オープンデータから事故現場をのぞいてみた 〜もしあの時…〜
→事故現場ツアーソンを実施
「もしもこうだったら防げたのではないか!?」「似たようなところがここにも!」
といった意見交換が白熱!
アプリで事故現場を確認できる交通事故風景分析マップ(OK!遠田!)を作成。
プロトタイプ:http://210.152.8.193/

3. デスマップのーと
→OSMを活用した事故発生紙地図を作成
小学校区ごとの事故発生紙地図に自身の通学路を記入し、身近で起きている事故を把握。
友人どうしや家庭で予防策を話題にすることで、交通事故予防と交通安全啓発に寄与。

今年は、アプリ開発から、ツアーソン、寸劇発表と作品、発表ともに三者三様で、何とかして事故を減らしたいといった熱い想いを感じることができる取り組みになりました。
アーバンデータチャレンジ2017に作品を提出する予定のチームはここからが勝負です!さらにブラッシュアップし、来月の作品提出に向けて頑張りましょう!

ワークショップの開催にあたりD.フェス実行委員会の方々をはじめ関係者の皆様には多大なご協力をいただきました。ありがとうございました。